地形のお話 氾濫原❗️
どうもジョンです!
2019.10月、台風被害が凄まじいです。
今回の台風で河川の氾濫により道路・住家などが浸水、倒壊し、新幹線、電車などの交通機関がマヒしました。
近年、河川の氾濫などの豪雨災害が毎年のように起こっています。
でも、はるか昔から河川周辺では洪水や氾濫が起きては新たに地形を形成しています。
現代の技術で人の住む所が広がっていますが、
想定外の自然現象が起きると今回のような災害に繋がります(゚o゚;;
今回の記事では河川堆積地形である
氾濫原について勉強したいと思います(´Д` )
1.氾濫原とは?
2.自然堤防や後背湿地・三日月湖
3.まとめ
では、どうぞー😌
1.氾濫原とは
皆さん、氾濫原って聞いたことがありますか( ̄(工) ̄)??
聞いたことがある、そこの学生!
キチンと授業も聞いて、勉強していた人だと思います!!
ジョンは大人になってから、
地形を勉強するまで記憶にありませんでした笑っ(゚o゚;;
氾濫原とは河川の両岸に形成される地形です!
難しい言葉を使うと、
『河川堆積地形』の『微地形』
の一種です。
洪水の時に浸水してしまう低い場所と覚えておけば覚えやすいと思います!
氾濫する原と分割して読むとそのままの意味になります笑っ😅
河川によって運ばれてきた砂や石などが堆積したり、氾濫や洪水などの流水により河川の通り道が変わってしまうことで出来る平野のことです。
ですので、過去に水に浸かっている場所や浸水しやすい場所となります。
また
扇状地・三角州と同じで、
河川による侵食や土砂運搬などによる堆積で出来る地形、沖積平野に当たります。
出来るところは山の出口付近の扇状地と川の終わり、海と交わる三角州の中間になります。
この赤枠の部分になります。
どうでしょう(゚o゚;;?
ジョンの説明でわかりますでしょうか(´Д` )💧
2.自然堤防や後背湿地・三日月湖
それでは氾濫原を細かく分けてみましょう😀
まずは自然堤防❗️
こちらは河川が曲がったりしている所に土砂が堆積して他の所より高くなっている場所です!
河川の曲がっている所は流速が遅くなりますので、土砂を流す力が弱くなります。
また、曲がっているので引っかかって止まります。
すると土砂が堆積していきます。
そうして土砂が高く堆積した微高地(自然の高台)のことを自然堤防と呼びます✨
また洪水が起こりやすい河川の下流でも
形成しやすいです!
流量が増えて河川をはみ出して流れる水が引いた後に積もった土砂だけが残っていたりする所です。
この自然堤防は河川に近く、水を得やすいです。
また他の低地より高い場所にあるので
河川の氾濫の影響を受けにくいこともあり、
昔から集落が形成されていることが多いです。
土地利用としては、水ハケが良いので
畑などに利用されます。
ですが、先述したとおり河川の作用により出来た地形です。
豪雨などにより、水量が多くなると洪水による災害が起こる危険も伴っています( ̄(工) ̄)💦
近年災害を受けた地域にも、数十年前に
河川が氾濫して浸水している所もあります(´Д` )💦
では、続いて後背湿地❗️
先ほどの絵で言いますと、
自然堤防の後ろにある地形になります。
オレンジ色の部分が微高地の自然堤防です。
その近くにある、紫色の部分になります。
洪水などで土砂が流されて積もった自然堤防
には比較的粒の大きな砂が堆積していますが、
周囲より低い場所に溜まった泥水には
細かな粒子の砂が浮遊しています。
泥水はこの粒子が浮遊しているため
濁っています。
低い土地のため、長い時間泥水が堆積して
ぬかるんでいます。
そして洪水などが何回も繰り返されることにより水が溜まりやすく、乾きにくい湿地、
後背湿地が形成されます
この後背湿地は水を保持しやすい土地ですので、昔から水田に利用されてきました。
自然堤防の背後に出来やすいこともあり、
集落に近く、川に近いので水も得やすいので水田としての利用には最適です。
しかし、近年の都市化が進み、
住居や工場などが建つようになりました。
ぬかるんだ湿った土地ですので、
地盤が悪いので、
豪雨の際に浸水や倒壊などの被害に遭っています(´Д` )💦
住む所を決める際には
少しでも地形を調べてから決断する事をオススメします( ̄(工) ̄)💦
最後に三日月湖です。
川は水の流れですので、低い方低い方へと流れますので、蛇行しています。
そして蛇行している川の流れでは、
内側が壁にぶつかり抵抗がありますので、
流れが遅くなりやすいです。
反対に川の流れの外側は早くなりやすいです。
内側の壁に当たった水も外側に向かって流れます。
すると内側は流れが遅いので土砂が堆積します。自然堤防が形成されます。
そして、外側は流れが速いので
えぐられて大きく削り取られます。
大回りのカーブが出来上がります。
川の蛇行はこのような仕組みです。
しかし、カーブが大きくなると、
水は壁に当たってから曲がります。
ですのでカーブの手前が流水により侵食されます。侵食が進むと最終的に近道が出来ますよね♪
また、大雨などで河川の流量が増えると、
カーブの曲がりを無視して、乗り越えて真っ直ぐに流れようとします。
元のカーブをショートカットして、流路を真っ直ぐ削って、川の流路自体が真っ直ぐになります。
このように流路が真っ直ぐになった後は、
元あったカーブの外側には水が通らなくなりますので、水は取り残されます。
そうして出来る地形が三日月湖です。
河跡湖とも呼ばれます。
3.まとめ
このように
自然堤防・後背湿地・三日月湖はセットで覚えておくと良いかなと思います。
以上が氾濫原と呼ばれる微地形となります。
如何でしたか(^_^;)
言葉だけではなかなか分かりにくいと
思いますが、
川沿いを通るときに意識してみると
今までとは違う発見が出来て面白いと思います(^^)
最後まで見て頂き、ありがとうございます☺️✨