地形のお話 三角州Δ
どうもジョンです😁
先日広島✨に行って参りましたので、
三角州のお話をします♪
江田島です♪
目次
1.広島港
2.三角州ってなんだろな
3.三角州の特徴
4.まとめ
1.広島港
広島と愛媛はしまなみ街道で繋がっていますが、航路も繋がっていますよね♪
広島・呉〜松山航路の広島港は南区宇品海岸にあります⛴
フェリーやスーパージェット、宮島や江田島の
船も運行しています⛩
広島港周辺は日本でも珍しい三角州で
有名な所です(´⊙ω⊙`)
Googleマップより引用
太田川からの土砂の堆積により出来た土地を埋め立てにより広げて現在の形になったそうです✨
原爆ドームにも行って参りました♪
2.三角州ってなんだろな?
三角州は皆さん聞いたことありますよね♪
その名の通り、三角に形成される地形です(笑)
ギリシゃ文字のΔデルタに似ているので、
デルタとも呼ばれます♪
さて、この三角州なんですが、
どうやって出来ているか知っていますか?
微妙に先日お話をした、扇状地と混同
し易い地形です( ̄(工) ̄)
扇状地、三角州ともに、川の力が働いて出来る地形です👏
扇状地は谷と平野の変わり目に出来るのですが、
三角州は
川から海の変わり目に出来る地形です。
ここテストで間違え易いから
学生は覚えておくように(´⊙ω⊙`)!!
さて、ではどうやって出来るのでしょうか?
川の流れは水以外にも大きな石や細かい砂まで様々な大きさの物を運びます。
しかし、山間部から平地へと流れてくる間に
勾配が緩くなって流れも弱くなります。
すると、大きくて重たい石(礫と呼びます)は
運ばれ無くなり、小さな石や砂だけが運ばれていきます。
そして、河口から海へと流れると
流れが一気に弱くなります。
その時に小さな石や細かな砂が河口付近に堆積していきます。
砂が堆積していくと、ますます流れにくくなります。
さらに微小な砂(シルトや粘土と呼ばれるかなり細かな砂です。)は堆積せずに水の中を漂っています。
流れが無い所ではこういう
微小な砂がゆっくりと沈殿して堆積していきます。
それが三角州になっていきます。
堆積が進むとその堆積した所が
川の流れを遮るので、流路が分かれやすくなり
二股などに分かれます。
そうなると名前の通り三角の形をした州の
出来上がりです♪
そして三角州は代表的なものが3種類くらいあるそうです😊
・鳥趾状三角州ちょうしじょう
ミシシッピ川(アメリカ)
・円弧状三角州えんこじょう
ナイル川(エジプト)
・カスプ状三角州
テヴェレ川(イタリア)
と、有名な所でいうとこんなところです(´⊙ω⊙`)b
鳥趾状三角州とは名前の通り鳥の足の形をした三角州です。
川の流れが急で、海の波と流れがかなり弱いか、ほぼ無い所に形成されます。
川の流れ→強い
潮の流れ→弱い
更に粘性土砂である事も条件だそうです。
粘土が川の流路を固定するように堆積をして
枝分かれをする事で鳥趾状になるそうです。
アメリカのミシシッピ川では鉄道が敷かれるまでは蒸気船🚢が活躍していて、
アメリカの発展に大きく貢献していたそうです😊
Googleマップより引用
次に円弧状三角州です!
円弧状三角州とは最もスタンダードな
三角州として有名です♪
川の流れがあり、海の波と潮の流れがある所で形成されます。
川の流れ→標準
潮の流れ→標準
標準という表現はおかしいかもしれませんが😅
大三角州地帯です!
Googleマップより引用
ナイル川は全長6650kmあり世界最長です(´⊙ω⊙`)
メチャクチャ長いですよね(笑)٩( ᐛ )و
エチオピア高原から流れる青ナイル川とが合流して砂漠を流下してエジプトに流れ込み、巨大な△デルタ地帯を形成しています。
※余談ですがアフリカはコーヒーの産地も有名でして、
白ナイル地域にはコクと酸味、苦味、甘みが素晴らしいバランスで構成されるルワンダ産、
青ナイル地域には上品な酸味と香りと苦味の織りなすエチオピア産など、ジョンが大好き珈琲がある所です( ̄(工) ̄)✨
その他にも、ここ何年も人気の高いケニアや
日本で人気なモカ・マタリなどもあります♪
ちなみにモカとはコーヒー豆を出荷していた港-mocha-からきているそうです。
イエメンはmokha
エチオピアはmocha
と記載されているみたいですが…)
生産されている農園で味や香りなど、
少しずつ違うので色々試してみてください☕️
ルワンダ ・ルシジ ・リザ
ルワンダは生産量も少なめですので、
美味しい豆に出会うと多めに買いたくなりますね😁✨
話を戻します笑‼️
最後にカスプ状三角州です。
こちらは川の流れが穏やかで潮の流れや波が強い地域に形成されます。
海の作用に浸食されてしまうので、
河口付近でしか堆積出来ないのです‼️
川の流れ→弱い
潮の流れ→強い
分かりやすく説明すると、
堆積した土砂が、海流の浸食によって削られ、
円弧状三角州になりきれずに尖った形となった三角州とイメージすると分かりやすいですかね😅
厳密には違うかもしれませんが、ジョンはそうやって覚えています( ̄(工) ̄)💦
こちらはイタリアの都、ローマを流れる
テヴェレ川が有名です。
ローマ時代には「澄んでいない川」という
語源のティベリス川と呼ばれていたそうです。
イタリアで3番目に長い川だそうです♪
Googleマップより引用
…はい、テヴェレ川はこの位しかわかりません(T 皿 T)💦
興味のある方は是非独自に調べて
ジョンにも教えてください(笑)‼️
またまた長くなっております💦
3.三角州の特徴
はい(´⊙ω⊙`)!
三角州は前述で言ったように、
細かなシルトや粘土といった
微細な土砂が堆積して出来た土地です。
粒子同士の隙間も小さく、水が抜けにくいです。
その上、三角州は平地になっている所が多く
水が溜まりやすい土地となっています。
ですので、水が得やすいことと、
水田に利用しやすい土地として、
昔から各地で集落が発達してきました。
しかし、
水が得やすく、留まり易いという事は、
水はけが悪いということですので、
軟弱地盤であるということでもあります。
(粘土などは粒子が細かいため、石や砂などよりもお互いの引っかかりがないため強度が低いです。)
三角州は河口と海岸の境に出来るという事で、
高潮や川の氾濫などの心配がありますので、防波堤に囲まれている所も少なくありません。
堆積している土砂が砂と細粒土であるため、地震による
液状化も問題になっています( ̄(工) ̄)
(簡単に言いますと、
地震などの揺れにより、細かくて軽い土が
地下水などに浮かび上がり、液体のような状態になること。
泥のような感じになるので、建物や道路の重さに耐えれなくなり、地盤沈下などが起こります。)
最近では北海道の地震が思い出されます。
と、悪い所が長くなってしまいましたが、
川と海、両方の恩恵も受けられる素晴らしい所でもあり、工業地帯も発達しております✨
4.まとめ
三角州は以上、こんな感じです😊!
ジョン自身も分かるように記事にしてみました(笑)!
・扇状地は、
山⛰と川🏞の境に形成されて、水はけが良く果樹園に利用される。
・三角州は、
川🏞と海🌊の境に形成されて、水持ちが良く水田に利用される。
出来方は似ていますが、
土地の利用方は反対と言えますので学生の方はテストで間違えないようにしてくださいね😁✨
長くなりましたが、最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます😊✨